MBTI勘弁してくれ

雑談

MBTIが流行ってからだいぶ経ちすっかり世間に浸透している。

未だに友達に「MBTI何?」と聞かれることはあるけれど、実はちゃんと診断したことがない。聞かれたときは、知っているタイプを適当に答えてごまかしている。

もちろん、自分のMBTIを知ろうと思ったことは何度もあった。しかし毎回、診断の途中で挫折する。

とにかく質問が長い。

「もうそろそろ終わるだろう」と思って進捗バーを見ると、まだ4割くらいしか終わっていない。あの絶望感はなかなかのものだ。むしろ、みんなどうやって最後までたどり着いているのだろう。

しかも質問の内容も難しい。

「どちらかといえば当てはまる」「やや当てはまらない」みたいな微妙な選択肢が続くので、「場合によるだろ」としか思えなくなってくる。そうしているうちに集中力が切れ、適当に回答し始める。そして最後に出てきた4文字の結果を見ても、「本当にこれで合っているのか?」という気持ちしか残らない。

さらに不思議なのは、その結果を前提にした会話だ。

「〇〇型とは相性がいいよ」
「△△型とは合わないかも」
「この歴史上の偉人と同じタイプだよ」

と言われても、正直なところ「いや、そんなのわからないだろ」としか思わない。

相性がいいと言われても、その人のことを知らなければ意味がないし、相性が悪いと言われても、会ったこともない人との比較にピンと来ない。歴史上の偉人と同じタイプだと言われることもあるけど、そいつはあの長い質問に答えてないだろ。

そもそも、適当に答えた診断結果にそこまで意味を見いだせるものなのだろうか。

そして何より驚くのは、定期的に診断を受け直している人がいることだ。

今の自分のMBTIを確認するために、あの長い質問を何度もやるらしい。

そのモチベーションはどこから湧いてくるのだろう。

MBTIを楽しんでいる人を否定したいわけではない。ただ、自分にはどうしてもその面白さがわからない。

質問は長いし、結果にもあまり興味が持てないし、聞かれても「ふーん」で終わってしまう。

だから、MBTIの話題になるたびに思う。

陰キャの私に聞いても、たぶん盛り上がらないよ。

そもそも、世界中に何十億人もいる人間をたった16種類に分類できるとは思えない。

人間なんてもっと複雑だし、その日の気分や環境によっても変わる。

なのに4文字の結果だけを見て「あなたはこういう人です」と言われると、どうにも違和感がある。

てめぇらの定規で私を測るんじゃねえ。

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