割り箸って便利だ。
気軽に使えて、洗う必要もない。食べ終わったらそのまま捨てられる。普段は特に意識することもなく使っている人がほとんどだろう。
だが私は思う。
割り箸界にも優等生がいる。
それが、ほっともっとの割り箸だ。
まず地味にありがたいのが、つまようじが入っていないこと。
コンビニ弁当などについている割り箸を開けると、ときどきつまようじが飛び出してきたり、指に刺さりそうになったりする。あの小さなストレスがない。
さらに、先端に向かって細くなっているので意外とつかみやすい。細かいものも取りやすく、割り箸特有の「なんか使いにくいな」という感覚が少ない。
そして最大の特徴は、最初から分かれていることだ。
普通の割り箸は自分で割らなければならない。うまく割れればいいが、失敗すると片方だけ太かったり、木がささくれたりして微妙な気分になる。
しかし、ほっともっとの割り箸にはその心配がない。
最初から完成された姿で入っているので、不細工な箸が誕生しないのだ。
それに、なぜか少しいい香りがする。
木の香りなのか何なのかは分からないが、そのおかげで同じ弁当でも少しおいしく感じる気がする。完全に気のせいかもしれないが、食事というものは案外そういう雰囲気に左右される。
さらに不思議なのは、その見た目だ。
割り箸なのに妙な高級感がある。
使い捨てであることを忘れそうになるほど、普通の箸のような顔をしている。どこか「私はただの割り箸ではありません」という自信すら感じる。
普段、割り箸なんて気にも留めない。
使って、捨てる。それだけの存在だ。
でも、ほっともっとの割り箸を使っていると、割り箸にも設計や工夫があり、その違いをちゃんと感じ取れることに気づく。
もしかすると、割り箸だってただ捨てられるだけの存在ではないのかもしれない。少なくとも私の中では、ほっともっとの割り箸は割り箸界の優等生である。


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